のんびりちゃまの間

気づけばアラカン。つぶやきにお付き合いいただけたら嬉しいです

住所のある不用品はセーフ?

独身時代に働いていた職場で

誕生日プレゼントでいただいた

折り畳みの丸テーブルがあります。


子どもが小さいときは

そのテーブルが大活躍しました。


ブロックやお絵描き

お友達が来た時は

ジュースやスナック菓子置き場。


しかし子どもが大きくなるにつれ

そのテーブルも出番は数年に1度。


30年前のものですので

今回の断捨離で

捨ててもいいかなぁ〜と夫に相談したら


捨てんでもええやん

また何か使えるかもしれんし


と言われました。


古くなりましたが、壊れてはいません。


そして、このテーブルには


家の中に住所がちゃんとあるんです!


だから、今回このテーブルは

断捨離中でしたが、難を逃れましたw


住所のない不用品は断捨離対象となりますが

住所のある不用品は

たとえば、

“あと5センチ広がると

この本棚が入るんだけどなぁ〜”

なんていう

切羽詰まったシチュエーションがないと

見送られる可能性が高いですね。

物の住所って、やっぱり大事だなと

あらためて感じました。


***


実はこのテーブル

私にとっては、苦い思い出つきです。

長くなりますが

もう少しお付き合い下さい。


最初にこのテーブルは職場で

当時仲良くしてもらっていたグループから

誕生日プレゼントとしていただきましたと書きました。


グループみんなでお金を出し合ったら

少しお高い誕生日プレゼントが

買えるねっていうことなって

私は気乗りしてなかったんですけど

断れなくて仲間に入れてもらいました。


なんで気乗りしなかったかというと

私はそのグループのヒエラルキーからすると

最下位グループだったからです(汗)


当然、こういう図式が出来てきます。


私=誕生日が近づくと本人に何か欲しいものを聞き出し、買ってくる係(苦笑)。


当時、私とお局さんが

誕生日プレゼントの買い出し係みたいになってて

私の誕生日のときは

お局さんが買ってきてくれてて

お局さんの誕生日のときは

同僚が買い物に付き合ってくれました。


それが2年ほど続いたかなぁ。


で、ある年、私の誕生日が近くなってきたんですけど、


誰も何が欲しいとか、何も聞いてくれないんですね。


忘れられてたのか、気づいてても

私のために動いてくれる人がいなかったのか


今振り返っても

後者のような気がしないでもないですが。


んで、やっぱり誕生日、何もなくて

悲しいかな、私自分で

「今日、誕生日なんです〜」と言いました。


みんな、ごめんね、ごめんね、と

謝ってはくれました。


けど、今さら何やってもらっても、遅いですよね…。


私もプライドが高かったので

「今、何か欲しいものとかないんですけどね〜」

なんて言ったりしてましたけど、

顔は引きつってたと思います。


その時何故か手元にあったのが、

千趣会のカタログ。


パラパラと見て

「あ、ちょうどこれいいなぁ〜と思ってたんですよ〜」と指さしたのが


そうです


それが、この折り畳みの丸テーブルでした。


私は自分の誕生日プレゼントを

自分で注文し自宅に届けてもらいました。


その一騒動?があってから

その年で誕生日の送り合いっこっていう

イベントはなくなりました。


だから、この丸テーブルを見るたび

なんだか切ない気持ちになるんです。


だったら捨てろって話なんですけどね。